過去問解説かこもんかいせつ30

コロナの感染かんせん流行りゅうこうは、まだまだ落おち着つく様子ようすがありませんね。設問せつもんのノロウイルスなども含ふくめて、感染症かんせんしょうでは、日頃ひごろからの感染かんせん対策たいさくや、発症はっしょうした後あとの感染かんせんの拡大かくだいを予防よぼうすることもとても大切たいせつですね。感染かんせんを最小限さいしょうげんに食くい止とめられるように、正ただしい消毒しょうどくや処理しょりの方法ほうほう、ガウンテクニックなど感染かんせん対策たいさくの基礎きそをしっかりと学まなび、ご利用者りようしゃもご自身じしんのことも守まもれるような対応たいおうが取とれるようにしましょう。

✕　1 .　食品しょくひんは、中心部ちゅうしんぶ温度おんど50℃で1分間ふんかん加熱かねつする。

食品しょくひんの中心部ちゅうしんぶが85℃～90℃の状態じょうたいで90秒びょう以上いじょう加熱かねつすると、ウイルスの感染性かんせんしょうはなくなると言いわれています。

✕　2 .　嘔吐物おうとぶつは、乾燥後かんせんごに処理しょりをする。
放置ほうちすると感染かんせんが広ひろがってしまうことが懸念けねんされ速すみやかな対処たいしょが必要ひつようです。利用者りようしゃを遠とおざけ、マスクと手袋てぶくろを着用ちゃくようした上うえで、タオルや雑巾ぞうきんなどで嘔吐物おうとぶつを拭ふき取とりましょう。

〇　3 . 　マスクと手袋てぶくろを着用ちゃくようして、嘔吐物おうとぶつを処理しょりする。

選択肢せんたくしの通とおりです。

✕　4 .　手てすりの消毒しょうどくは、エタノール消毒液しょうどくえきを使用しようする。
ノロウイルスの消毒しょうどくには、塩素系えんそけい消毒液しょうどくえきを用もちいりましょう。

×　5 .　嘔吐物おうとぶつのついたシーツは、洗濯機せんたくきで水洗みずいする。
嘔吐物おうとぶつのついたシーツや衣類いるいは、マスクと手袋てぶくろをした上うえで、バケツやたらいで水洗みずあらいした後あとで、塩素系えんそけい消毒液しょうどくえきで消毒しょうどくします。

監修かんしゅう：日本介護福祉士会にほんかいごふくししかい 広報委員会こうほういいんかい