過去問解説かこもんかいせつ28

今回こんかいの問題もんだいは、実際じっさいに扉とびらを使用しようされている場面ばめんを思おもい浮うかべられると、正解せいかいを導みちびき出だせるかと思おもいます。正ただしい知識ちしきに加くわえて、やさしさと相手あいての方かたへの思おもいやりは、生活せいかつを支ささえる良よいアイデアや工夫くふうを生うみます♩「高齢者こうれいしゃの方かたが安全あんぜんに自分じぶんの力ちからで扉とびらを開あけ閉しめできるには自分じぶんならどう工夫くふうするかな〜？」と思おもい浮うかべながら考かんがえてみてください(＾＾)

高齢者こうれいしゃにとって安全あんぜんで使つかいやすい扉とびらの工夫くふうを考かんがえるときには、以下いかの点てんを重視じゅうしすることが大切たいせつです。
・ 扉とびらが簡単かんたんに開あけられること
・移動いどうがスムーズであること
・ 安全性あんぜんせいが保たもたれること

✕　1 .　トイレの扉とびらは内開うちびらきにする。
内開うちびらきの扉とびらは、もし中なかで転倒てんとうがあった場合ばあいには開あけるのが難むずかしくなる可能性かのうせいがあります。

✕　2 .　開ひらき戸どは杖（つえ）の使用者しようしゃが移動いどうしやすい。
開ひらき戸どは扉とびらを大おおきく動うごかさなければならないため、杖つえを使つかっている人ひとにとっては移動いどうが難むずしい場合ばあいがあります。

✕　3 . 　引ひき戸どは開閉かいへいの速度そくどが速はやくなる。
速度そくどが速はやいという点てんは、必かならずしも高齢者こうれいしゃにとって利点りてんとは限かぎりません。

✕　4 .　アコーディオンドアは気密性きみつせいが高たかい。
気密性きみつせいは重要じゅうようですが、これだけでは高齢者こうれいしゃの使つかいやすさや安全性あんぜんせいには直接ちょくせつ関係かんけいありません。

〇　5 .　引ひき戸どの取とっ手ては棒型ぼうがたにする。
引ひき戸どの取とっ手てが棒型ぼうがたであることは、握にぎりやすく、力ちからを入いれやすいため、高齢者こうれいしゃにとって開閉かいへいしやすいです。

監修かんしゅう：日本介護福祉士会にほんかいごふくししかい 広報委員会こうほういいんかい

https://note.jaccw.or.jp/m/m7334f146a0be