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【介護福祉士国家試験】介護の基本🌸(令和2年度出題・問題25・過去問解説29)

過去問解説かこもんかいせつ29

介護かいごは、ご利用者りようしゃ人生じんせいささえます。生活せいかつ密着みっちゃくして支援しえんしていくので、他人たにんにはられたくない部分ぶぶんにも支援者しえんしゃ介入かいにゅうする場合ばあいおおく、その心情しんじょう配慮はいりょしながら支援しえんすること大切たいせつですね。大事だいじ個人こじん情報じょうほうあつっているというてんも、つね意識いしきしておきましょう。



この問題もんだいもとめられているのは、介護かいご施設しせつにおいてプライバシーをどのように保護ほごするかということですね。それぞれの選択肢せんたくして、どれがプライバシー保護ほごもっとてきしているかかんがえましょう。


✕ 1 . ユニットがた施設しせつ個室化こしつか推進すいしんされているため、各居室かくきょしつ食事しょくじをしてもらった。
個々ここのプライバシーを尊重そんちょうする一例いちれいですが、食事しょくじ場所ばしょがプライバシー保護ほご主要しゅよう部分ぶぶんとはかぎりません。

〇 2 . 個々ここ利用者りようしゃ生活歴せいかつれき情報じょうほうを、ルールにしたって介護かいご職員間しょくいんかん共有きょうゆうした。
プライバシーの適切てきせつあつかいであり、必要ひつよう情報じょうほう適切てきせつ方法ほうほう共有きょうゆうすることが、情報じょうほう保護ほごつながります。これがプライバシーを尊重そんちょうしつつ、必要ひつようなケアを提供ていきょうするための方法ほうほうです。

✕ 3 .  個人こじん情報じょうほう記録きろくのファイルを、閲覧えつらんしやすいようにつくえうえいたままにした。
プライバシーの保護ほごはんする行為こういです。個人こじん情報じょうほう安全あんぜん保管ほかんすべきで、簡単かんたんだれでもられる場所ばしょいておくべきではありません。

✕ 4 . 着衣ちゃくい失行しっこうがあるため、トイレのドアをけたままで排泄はいせつ介護かいごおこなった。
プライバシーの侵害しんがいです。状況じょうきょうおうじた対策たいさく必要ひつようですが、可能かのうかぎりプライバシーはまもるべきです。

× 5 . 家庭内かていない出来事できごと会話かいわ内容ないようは、情報じょうほうふくまれないため記録きろくしなかった。
関係かんけいのない個人こじん情報じょうほう記録きろくしないという適切てきせつ対応たいおうですが、これがプライバシー保護ほごおもれいとはえません。



監修かんしゅう日本介護福祉士会にほんかいごふくししかい 広報委員会こうほういいんかい


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