【介護福祉士国家試験】認知症の理解📙(令和4年度出題・問116・過去問解説11)
過去問解説11
総合問題は、事例の文章の中に解答のヒントがたくさん詰まっています。利用者さんのできることは何かに着目し、今まで学習した事もフル活用して解答を導き出しましょう✨
✕ 1 . 一包化を中止する。
Aさんが「薬を飲んだかどうか、わからなくなることがある」ことが問題であり、一包化が問題ではないので、中止するという選択肢は不適切です。
✕ 2 . インフォーマルな社会資源の活用は避ける。
事例文にはインフォーマルな社会資源の活用については特に述べられておらず、本問題には関連しない。
〇 3 . お薬カレンダーの使用を提案する。
日時に関する見当識に問題がないとの記述から、服薬を中止するのではなく一人で服薬するにはどのような方法があるか検討することが適切である。曜日や時間ごとに内服薬を管理できるお薬カレンダーの使用は有効な可能性があるため、選択肢は適切です。
✕ 4 . 一人では薬を服用しないように伝える。
上記理由のため選択肢は不適切です。
✕ 5 . 薬の飲み忘れに気がついたとき、2回分を服用するように伝える。
内服の用法用量の変更は、医療の専門家による診断が必要です。選択肢は不適切です。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会