【介護福祉士国家試験】生活支援技術📙(令和3年度出題・問43・過去問解説16)
過去問解説16
視覚障害の方の支援では、私たちがその方の目の代わりをします。自分がどのように周りの状況を説明してもらうと安心できるか想像してみると、自然と正解を選べそうです。試験日も1日1日と近づいていますが、焦らず、ご自分のペースで頑張ってください💪
〇 1 . トイレを使用するときは、トイレ内の情報を提供する。
外出先などの不慣れな環境では、安全性や利用者の安心感へとつながるため情報を提供することは必要です。
✕ 2 . 階段を上るときは、利用者の手首を握って誘導する。
視覚障害者を誘導する際には、介助者の肘の少し上を握ってもらいます。
✕ 3 . 狭い場所を歩くときは、利用者の後ろに立って誘導する。
狭い場所を歩くときは、支援者が利用者の前に立ち、腰より少し上の背中側に回した腕を利用者につかんでもらって誘導します。
✕ 4 . タクシーに乗るときは、支援者が先に乗って誘導する。
タクシーに乗るときには、車のドアフレームなどに触って車高を確認してもらってから、利用者に先に乗ってもらう。降りるときには、支援者が先に降りて、介助します。
✕ 5 . 駅ではエレベーターよりエスカレーターの使用を勧める。
エスカレーターでは、段差が常に動いているため足を踏み出しにくい。エレベーターが設置されている駅では、エレベーターの使用が安全です。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会