【介護福祉士国家試験】コミュニケーション技術🌸(令和4年度出題・問題76・過去問解説40)
過去問解説40
老化に伴い、聴覚や視覚などの感覚機能が変化しますが、「大きな声」や「高い声」が必ずしも聞きやすいとは限らない点に注意しましょう。また、暗い場所や色の区別も影響を受けます。何が相手にとって聞き取りやすく、見やすいかを考え、感覚機能の変化に対する正しい理解を深めましょう。
〇 1 . 正面で向き合って話しかける。
老人性難聴の方は横側や後方からでは聞こえにくい場合があるため、正面から顔を見てゆっくり話しかけるといいです。
✕ 2 . 高音域の声を使って話しかける。
老人性難聴は高音域が聞き取りにくいという特徴があります。
✕ 3 . 耳元で、できるだけ大きな声で話しかける。
老人性難聴には、大きな音を不快に感じる特徴があります。(リクルートメント現象)
✕ 4 . 手話で会話をする。
設問のCさんが手話を使って会話できるかについては説明がない。
✕ 5 . からだに触れてから話しかける。
注意を引いてから会話することは大切だが、必ずしも身体に触れる必要はない。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会