【レポート】こども霞が関見学デーに出展しました
「こども霞が関見学デーに出展してみませんか?」
5月12日(金)、厚生労働省・福祉人材確保対策室の藤野専門官(※)からオファーがあり、この企画は動き出しました。
※介護人材定着促進専門官
出展へ向けて
「もちろんです!ぜひ、やらせてください!」
即答の広報チーム。
実は今まで、子どもたちを対象としたイベントを企画・運営した実績はありません。当然、ノウハウもありません。
ですが「あれこれ心配する前にとにかくやってみる」が広報チームのモットー💪目の前に転がってきたチャンスを逃す手はありません。
やると決めたら、早速情報収集。
「年齢層としては、何歳ぐらいの子が多いですか?」
「来場者は何人ぐらいですか?」
「ご家族連れが多いですか?」
広報チーム2名で藤野専門官を質問攻めにします。
こうして出来上がった企画案が「高齢者体験×むかしあそび」
狙いは高齢者疑似体験を通して体の不自由な高齢者や障害者の気持ちを想像してもらうこと、おじいちゃん・おばあちゃんが子どものころに遊んだであろう、昭和のむかし遊びを体験してもらうことで、高齢者を身近な存在に感じてもらうこと。
介護福祉士会として出展するのだから、介護の仕事や介護福祉士についてもっと触れるべきではないのか、という意見も一部内部ではありました。
ですが、企画の対象は感受性豊かな子どもたち。大人が色々とレクチャーするよりも、子どもたち自身が実際に体験して、楽しみながら何かを感じ取ってもらえたらいいな、との想いから、敢えて体験コーナーでは介護について強く打ち出し過ぎないよう意識しました。
「かいごふくしクイズ」の問題作りも、子どもたちに楽しみながら介護について学んでもらえるよう、なぞなぞ風の問題も用意しました。
「子どもたち、来てくれるかな?」
むかし遊び道具や会場に掲示するポスターなど、準備は着々と進んでいく一方、開催日が近づくにつれちょっぴり不安な気持ちも出てきました。
DAY1 8月2日
迎えた初日。8月2日の水曜日。
開始時間である10時前から複数の家族連れが来場し、10時半以降はブースは常に大賑わい。結局この日は207人の子どもたちがお父さん、お母さんと一緒に遊びに来てくれました。
当初想定の2倍以上の盛況で、スタッフ一同驚いたと同時に、多くの子どもたちに楽しんでもらえたこと、介護について知ってもらえたことは、私たちにとっても非常に大きな成果でした。
DAY2 8月3日
2日目。8月3日木曜日。
この日も開始早々にブースが埋まり、終了時間までほぼノンストップで満員御礼。順番待ちをする子どもたちまで発生する状況でした。
高齢者体験コーナーでは、体験セットを身に着けた子どもたちから、口々に「重い~!!」「動きにくい!」「見えにくいし聞こえにくいから、歩いてみて怖かった」の声。
見守るお父さんお母さんもお子さんの写真を撮ったり、「ホントに〇〇おじいちゃんになっちゃったね~」と子どもたちをその気にさせたり。
中には「私も体験して良い?」と自ら体験希望を申し出る保護者の方も。
家族ぐるみで体験を楽しむ様子が見られました。
むかし遊び体験では、見事なけん玉の技を見せてくれる子や、あやとりや折り紙に没頭する子、おはじきを使った自助具の使用体験をする子など、好き好きに遊びを選択し、楽しんでいました。
「かいごふくしクイズ」では、子どもたちが正解するたびに『よっちゃん』の「はい正解!みんな拍手~!!」のかけ声とともにお父さん、お母さん、スタッフと、ブース全体から拍手を送り、子どもたちを盛り上げます。
「かいごふくしクイズ」が終わった後、『よっちゃん』の「みんな僕たちのこと覚えてくれたかな?最後に一緒に、せ~の!」のかけ声を合図に、子どもたちの「介護福祉士!!」の大合唱で締めくくり。
最終的に、この日も前日を上回る287人の大盛況。
付き添いのご家族やお友達を合わせると、2日間で合計1,000人を超える方々と触れ合うことができました。
まとめ
子どもだちに書いてもらった感想も好評で、「こうれいしゃの大変さや、かいごふくししの大切さがわかった」や「今元気にしている祖母2人に、今日の話を聞いてもっと優しく、より多くのことを手伝おうと思いました」など、心温まるコメントを沢山いただきました。
私たちスタッフも非常に充実した、貴重な2日間を過ごすことができました。来年もオファーをいただけるよう、より良い企画を検討して朗報を待ちたいと思います。
暑い中お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました🌞