過去問解説かこもんかいせつ37

認知症にんちしょうの原因げんいん疾患しっかんと症状しょうじょうの特徴とくちょうは国家試験こっかしけんでよく出題しゅつだいされるだけでなく、介護かいご現場げんばでも症状しょうじょうに応おうじた対応たいおうが求もとめられます。認知症にんちしょうケアの根本こんぽんですので、確実かくじつに正解せいかいできるよう、理解りかいを深ふかめていきましょう。

✕　1 .　幻視げんしの内容ないようはあいまいではっきりしない。
レビー小体型しょうたいがた認知症にんちちょうの幻視げんしは、むしろ鮮明せんめいで現実的げんじつてきであることが多おおいです。

✕　2 .　睡眠中すいみんちゅうでも幻視げんしが生しょうじる。
幻視げんしは主おもに覚醒時かくせいじに生しょうじるものであり、睡眠中すいみんちゅうに生しょうじるものではありません。

✕　3 . 　本人ほんにんは説明せつめいされても幻視げんしという認識にんしｈきができない。
レビー小体型しょうたいがた認知症にんちしょうの患者かんじゃは、自分じぶんが見みているものが幻視げんしであると認識にんしきできることもあります。

〇　4 .　薄暗うすぐらい部屋へやを明あかるくすると幻視げんしが消きえることがある。
レビー小体型しょうたいがた認知症にんちしょう）の特徴とくちょうの一ひとつに幻視げんしがあり、その幻視げんしはしばしば現実的げんじつてきで鮮明せんめいです。薄暗うすぐらい部屋へやでは幻視げんしが生しょうじやすく、部屋へやを明あかるくすることで幻視げんしが消きえることがあります。

✕　5 .　抗こう精神せいしん病びょう薬やくによる治療ちりょうが行おこわれることが多おおい。
レビー小体型しょうたいがた認知症にんちしょうの患者かんじゃには、抗こう精神せいしん病びょう薬やくの使用しようは慎重しんちょうに行おこなう必要ひつようがあります。なぜなら、一部いちぶの抗こう精神せいしん病びょう薬やくは症状しょうじょうを悪化あっかさせる可能性かのうせいがあるからです。

監修かんしゅう：日本介護福祉士会にほんかいごふくししかい 広報委員会こうほういいんかい