【介護福祉士国家試験】生活支援技術🌸(令和3年度出題・問題45・過去問解説33)
過去問解説33
慢性腎不全の方の食事では、塩分、カリウム、リンを控えることが大切です。塩分はむくみや血圧上昇を防ぐため、カリウムとリンは腎臓の負担を減らすために制限します。タンパク質の摂取も過剰摂取を避け適切に管理し、栄養バランスを保ちながら、腎機能を守る食事が求められます。ポイントを押さえて正解を導き出しましょう⭐️
✕ 1 . エネルギーの高い植物油を控える。
エネルギー摂取を抑える必要はありますが、植物油自体は必ずしも控える必要はありません。適度な脂肪の摂取は必要です。
〇 2 . レモンや香辛料を利用し、塩分を控えた味付けにする。
慢性腎不全の利用者にとって、塩分の摂取を控えることは非常に重要です。レモンや香辛料を使うことで、塩分を控えた味付けでも美味しく食べることができます。
✕ 3 . 肉や魚を多めにする。
慢性腎不全の利用者はタンパク質の摂取を制限することが多いため、肉や魚を多めにすることは適切ではありません。
× 4 . 砂糖を控えた味付けにする。
糖分の管理も重要ですが、慢性腎不全に特に関連する対策としては優先度が低いです。
× 5 . 野菜は生でサラダにする。
生の野菜はカリウムが多く含まれることがあり、慢性腎不全の利用者には適していない場合があります。野菜は茹でたり、調理してカリウムを減らす方法が望ましいです。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会