【介護福祉士国家試験】生活支援技術🌸(令和4年度出題・問題97・過去問解説30)
過去問解説30
コロナの感染流行は、まだまだ落ち着く様子がありませんね。設問のノロウイルスなども含めて、感染症では、日頃からの感染対策や、発症した後の感染の拡大を予防することもとても大切ですね。感染を最小限に食い止められるように、正しい消毒や処理の方法、ガウンテクニックなど感染対策の基礎をしっかりと学び、ご利用者もご自身のことも守れるような対応が取れるようにしましょう。
✕ 1 . 食品は、中心部温度50℃で1分間加熱する。
食品の中心部が85℃~90℃の状態で90秒以上加熱すると、ウイルスの感染性はなくなると言われています。
✕ 2 . 嘔吐物は、乾燥後に処理をする。
放置すると感染が広がってしまうことが懸念され速やかな対処が必要です。利用者を遠ざけ、マスクと手袋を着用した上で、タオルや雑巾などで嘔吐物を拭き取りましょう。
〇 3 . マスクと手袋を着用して、嘔吐物を処理する。
選択肢の通りです。
✕ 4 . 手すりの消毒は、エタノール消毒液を使用する。
ノロウイルスの消毒には、塩素系消毒液を用いりましょう。
× 5 . 嘔吐物のついたシーツは、洗濯機で水洗いする。
嘔吐物のついたシーツや衣類は、マスクと手袋をした上で、バケツやたらいで水洗いした後で、塩素系消毒液で消毒します。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会