【介護福祉士国家試験】こころとからだのしくみ🌸(令和3年度出題・問題98・過去問解説48)
過去問解説48
体温は、身体が熱を外に逃がす能力に影響されます。Lさんが寝ていた環境や布団の影響が、発汗や体温上昇にどう関係するかを想像してみましょう。選択肢の中で直接的に「熱がこもる原因」になりそうなものを探してみてください。
〇 1 . 布団
暑い環境で厚手の布団を掛けることは体温上昇の原因になり得ます。暑い夏の日に厚手の布団を掛けて眠ることで、体温がこもりやすくなり、熱中症のリスクが高まります。発汗は体温調節のための反応ですが、Lさんは冷房を使用しておらず、汗をかいても十分に体温が下がらなかった可能性があります。
✕ 2 . 発汗
発汗自体は体温を下げるための反応であり、体温上昇の原因ではありません。
✕ 3 . 空腹
空腹は一時的な体力低下に関与しますが、直接的な体温上昇の原因ではありません。
✕ 4 . 不眠
不眠は体調に影響を与える要因ですが、体温上昇を直接引き起こすわけではありません。
✕ 5 . 便秘
便秘も不快感を生む原因ですが、体温の上昇に直接的な関与はありません。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会