【介護福祉士国家試験】介護の基本🌸(令和5年度出題・問題71・過去問解説46)
過去問解説46
図記号は、災害の種類を特定し、適切な避難行動を判断するのに役立ちます。災害ごとに異なる対応が求められるので、図記号を見てどの行動が必要か考えられるようにしましょう。自然災害への対応は、まず利用者の安全確保が最優先です。災害時に落ち着いて行動できるように、取るべき行動や避難経路などを日頃から確認しておきましょう。
✕ 1 . 玄関のドアを開けたままにする
これは洪水時には適切ではありません。水が建物内に入るのを防ぐため、むしろドアや窓は閉めるべきです。
✕ 2 . 消火器で、初期消火する
これは火災時に行うべき行動であり、洪水とは関係ありません。
〇 3 . 垂直避難誘導をする
これは洪水時の適切な対応です。洪水が発生した場合、建物の上層階に避難すること(垂直避難)が推奨されます。
✕ 4 . 利用者家族に安否情報を連絡する
これも重要ですが、まずは利用者の安全を確保するための避難が優先です。
✕ 5 . 転倒の危険性があるものを固定する
これは地震時に適切な対応ですが、洪水時には最優先ではありません。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会