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体験!生成AI!

世間では「生産性向上」が流行語のように飛び交っていますが、そもそも「生産性向上ってなに?」「新技術ってどこまで役に立つの?」「結局昔ながらのやり方が慣れているし一番良いんじゃないの?」という疑問の声も多いと思います。
 そこで、今回は「介護福祉士の本2025」の記事作成にあたって、実際にライターが生成AIを使ってライター業務の生産性向上を体験してみることにしてみました!
今回使用した生成AIは「Perplexity」無料版でどこまでできるか、挑戦です。


👉そもそもperplexityとは
ユーザーの質問に対してリアルタイムで情報を提供するAI検索エンジン。
従来の検索エンジンとは異なり、単にリンクを羅列するのではなく、関連情報を統合し、自然な文章で回答を生成します。
これにより、ユーザーは必要な情報を迅速に得ることができ、情報の出典も明示されるため、信頼性が高いのが特徴です。


まずは、頭の体操から。漠然としたアイディアを形にするには、それなりの時間と労力を要します。今回はPerplexityにたたき台を作ってもらい、それをもとに構想を練ろうと思います。
生成AIから精度の高い回答を引き出すには、精度の高い指示(プロンプト)が必要で、目的や条件設定、ゴールの設定など、指示を明確・具体的にすることで質の高いアウトプットを得ることができるそうです。

実際にPerplexityに指示した内容がこちら👇

指示出し直後からもの凄い勢いでネット上の情報検索が始まりました。
「介護福祉士の本2024」も検索されていますね。
そして、指示出しからものの1分程度でPerplexityから返ってきた回答がこちら👇

章立て案
1. はじめに
 介護現場における生産性向上の重要性
 本記事の目的と概要
2. 介護業務の全体像
 介護業務の基本的な流れ
 各業務の役割と責任
3. 業務の細分化とカテゴライズ
 日常介護業務
 医療連携業務
 家族・地域との連携業務
4. 電子化・機械化の可能性
 電子カルテや記録システムの導入
 介護ロボットの活用
5. 生産性向上の効果と課題
 効果の測定方法
 電子化・機械化の限界と課題

見事に「それらしい」見出しが上がってきました。
もう少し、深掘りして聞いてみましょう。

Perplexityからの回答は👇

何となく方向性がつかめてきました。
ここまで来たら、原稿のたたき台も作成してもらいましょう。

この質問に対しても、1分未満で回答が返ってきました👇

一部修正の余地はあるものの、第1章、第2章とも、おおよそ趣旨に沿った原稿が作成されました。
 
次に、第3章「業務の細分化とカテゴライズ」の原稿作成のため、実際にPerplexityに業務の洗い出しをしてもらいました。 

『介護現場の業務改善にあたり、介護の業務を洗い出してください。』
とした場合、アウトプットは👇

直接的な介護業務
・身体介護(食事介助含む6項目)
・生活援助(掃除洗濯含む4項目)
間接的な介護業務
・記録・報告(記録作成含む3項目)
・コミュニケーション(利用者との会話含む2項目)
・健康管理(バイタルチェック含む3項目)
・レクリエーション(1項目)
管理業務(シフト管理含む4項目)
その他の業務(送迎含む3項目)

の計26項目でした。

ちなみに、
『介護現場の業務改善をするにあたり、介護の業務を細分化、カテゴライズしたい。専門家レベルで100倍詳しく各業務を洗い出してください。』
とした場合のアウトプットは👇

直接的ケア
 身体介護
 ・食事介助(3項目)
 ・入浴介助(3項目)
 ・排泄介助(3項目)
 ・移動・移乗介助(3項目)
 ・衣類の着脱介助
 ・口腔ケア
 ・整容介助
 生活援助(6項目)
 医療的ケア(3項目)
 機能訓練・リハビリテーション(5項目)
 精神的ケア・コミュニケーション(5項目)
間接的業務
 記録・報告(5項目)
 ケアマネジメント(5項目)
 施設運営・管理(6項目)
 人材育成・教育(5項目)
 品質管理(5項目)
 地域連携・社会貢献(5項目)
 経営・財務管理(7項目)
 システム運用(3項目)
 法令遵守・リスク管理(5項目)
 広報・マーケティング(5項目)

カテゴライズが細分化された上に、項目数も85項目と3倍以上のアウトプットとなりました。
質問の仕方ひとつでアウトプットもだいぶ変わりますね。


🖥️まとめ
今回は紙面スペースの都合上、第1章の導入から第3章の業務の細分化・カテゴライズまでを記事化することにしました。また、紙面中の挿絵のイラストは一部「Napkin AI」という生成AIを使用して作成しています。
気になる記事の全体版は、下記のリンクよりご確認ください。

質問の仕方ひとつでアウトプットもだいぶ変わりますね。
今回の体験で感じたのは、「AIは完璧ではないまでも、使い方次第では便利である」ということ。特にたたき台の作成や案出しなど、ブレーンストーミングの一部をAIがおこなうことで、さらにアイディアが膨らんだり、深掘りできる可能性が高まると思います。
介護現場での活用法としては、レクリエーションや、イベント時の出し物のアイディア出しなどに使えるのではないでしょうか。
生成AIは無料で使えるサービスも多いので、気軽に複数のサービスを利用してみて、自分に合ったAIを探してみるのも良いかも知れませんね。



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