【介護福祉士国家試験】社会の理解🌸(令和2年度出題・問題5・過去問解説49)
過去問解説49
近年の家族構成の変化を考えると、核家族化やひとり親世帯の増加が進んでいる点に注目しましょう。また、高齢者世帯や未婚率などのトレンドについても確認し、現代の家族に関する特徴を押さえながら選択肢を検討してみてください。
✕ 1 . 1世帯当たりの人数は、全国平均で3.5人を超えている。
2015年以降、1世帯あたりの平均人数は2人台に低下しており、3.5人を超えることはありません。
〇 2 . 核家族の中で、「ひとり親と未婚の子」の世帯が増加している。
近年、ひとり親世帯は増加傾向にあり、核家族の変容を示す一つの要因とされています。
✕ 3 . 50歳時の未婚割合は、男性よりも女性のほうが高い。
50歳時の未婚割合(生涯未婚率)は、一般的に男性の方が高い傾向にあります。
✕ 4 . 65歳以上の人がいる世帯では、単独世帯が最も多い。
65歳以上の高齢者がいる世帯では、子どもや配偶者と同居している世帯も多く、単独世帯が最も多いわけではありません。
✕ 5. 結婚して20年以上の夫婦の離婚は、減少している。
近年では「熟年離婚」と呼ばれる、結婚期間が長い夫婦の離婚が増加傾向にあります。
(注)「50歳時の未婚割合」とは、45~49歳の未婚率と50~54歳の未婚率の平均であり、「生涯未婚率」とも呼ばれる。
監修:日本介護福祉士会 広報委員会