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4年ぶりの対面開催!茨城県でおこなわれた30回目の2023全国大会の様子を徹底レポ📢

前日までの雨も止んだ、11月11日。
30回目の全国大会が、茨城県でスタートしました!実に4年ぶりの対面開催です。
今回は、日本介護福祉士会の広報委員メンバー、そして事務局スタッフ総出で取材してきたレポートをお届けします🎤

大会当日の朝。全国大会スタッフの朝礼の様子。
みなさんに楽しんもらえるよう、頑張るぞ💪




11:30 
受付スタート

時間になると受付はお客さまで賑わいました。今年度の全国大会では、事前お申込みの方は名簿チェックがなく、二次元コードのスキャンのみとなっているためスムーズに入場ができました。


14:00~14:30 
基調講演① 大田 仁史先生

初日の基調講演では、リハビリテーション医療の第一人者である太田先生より、介護福祉士に期待することとして、終末期リハ・ケアと介護予防についての講演がおこなわれました。
人生の最期の姿は「介護の通信簿」であり、「最期を迎えられる時に綺麗なご遺体である事が究極の介護、それを支援するのが究極のリハである」と話された太田先生。

ご自身のお母様の介護やリハビリの経験を交えて、介護を通して尊厳を守ることの大切さや予防の重要性についてお話いただきました。
主には、重度要介護者の介護予防では、自立支援の介護ができなくなり次の介護困難を起こすこと、また拘縮などにより悲惨なご遺体になること、などについてお話されました。
また、これからの介護予防について、手法の検討や終末期ケア・リハの普及、それらの研究を続けていくことの必要性を説かれました。
様々なリスクを予防することに視点を置いたケア方法の検討や研究、リハ職との連携の重要性を実感した講演でした。


14:35~15:45 
シンポジウム「医療介護連携における介護福祉士への期待!」

シンポジウムでは医療と介護の連携に焦点を当て、茨城県医師会会長や日本理学療法士協会会長などの医療・福祉関連職種の代表の方をお招きし、主に地域包括ケアシステムの構築と協働することの重要性が議論されました。

持続可能な社会保障制度の構築と地域共生社会の実現を目指し、高度な急性期医療から地域医療、そして介護との連携の強化について討議されました。その後2025年へ向けた目標として、医療構想と介護サービスの具体化をあげ、そのための行動計画が話し合われました。
様々な立場からの意見交換が活発におこなわれ、介護業界の発展に向けた協力体制の構築が模索されていました。

重要な点として、介護支援専門員などと同じ目線で連携する体制の構築を強調されました。地域包括ケアの考え方が変わりつつあることを前提に、全ての世代が相互に支援し合う共生社会の実現に向けて、具体的な提案と行動計画を共有しました。
このような取り組みは、地域のニーズに応じたケアの提供を可能にし、介護職の専門性向上とともに、介護サービスの質の向上を目指すものであると感じました。


15:55~16:55 
基調講演② 野口啓代(あきよ)さん

野口啓代さんからは、競技クライミングを通して世界の舞台で戦い、2020年の東京オリンピックへ出場した経験から「挑戦と成長の物語」を語っていただきました。
11歳で始めたクライミングは、趣味からプロの道へと進み、世界大会での勝利や怪我からの復活を経て、オリンピックでの活躍へと発展しました。

また介護とスポーツの共通点として「情熱」「継続」「挑戦」の大切さや、クライミングで培った「困難に直面しても前向きな姿勢で乗り越える力」の重要性についてもお話いただきました。

オリンピック延期という未曾有の状況下で逆境を力に変えた経験や、競技者としてだけでなく、リアルな人生の一部についてもお話いただきました。
引退後もクライミングの普及活動に貢献し、新時代の幕開けとして「自分自身としっかり向き合うこと」、「これからも大切にしたい価値観を持ち続けること」の大切さをお話されました。
新しい時代の挑戦にも情熱を持って取り組む姿勢は、私たち介護福祉士にとっても模範であると感じる講演でした。


17:00~17:55 
介護福祉士の未来(新時代)を考える

トークセッションでは、茨城県観光大使の森三中黒沢さんをはじめ、大会主催者である茨城県介護福祉士会の森会長、広島県介護福祉士会の𠮷岡会長、茨城県会員の鈴木さんら5名のパネリストが、介護福祉士のこれからの未来を考えるべく、人材不足の解消や介護の魅力発信について、熱くディスカッションされました。

介護の新時代に向けて、パネリストの皆さんより「負の3Kを魅力的な3Kに変えること」「皆んなが自分ごととして考えて、感じているワクワクや楽しさを発信していくことで、楽しさが遺伝していく」「まずは入会すること」など、介護の魅力を感じている仲間を増やしてポジティブイメージを発信していくことが重要、といったお話しがありました。

その中で「目の前の人を幸せにできる介護はエンターテイメント」と言われた黒沢さん。その言葉からは、新しい介護の魅力やマイナスなイメージを払拭していく活力とヒントをもらえました。


DAY2へつづく👉


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